「黒い司法 0%からの奇跡」を観た。Amazon Primeで。新人弁護士が無実の罪で死刑囚となった人たちの冤罪を晴らすという内容。実話に基づいているというから観ていて重い。
舞台はアメリカ・アラバマ州。黒人差別の根強く残っている地域で、白人の検察官、警察官ら権力層が明白な証拠も無しに黒人を逮捕し、刑務所にぶち込み、死刑宣告をしていたという、信じられない内容である。
アメリカは今でこそ表向きは人種差別反対であるが、実は差別意識というものはそう簡単に払拭できるものではなく、一部の人々の間では今でも根強く残っている。僕もアメリカに住んでいた時、一部の白人たちの有色人種に対する差別意識を感じたことはある。
原題は「JUST MERCY 」。意味としては「ただ慈悲のみ」とも「公正な慈悲」とも受け取れる。「JUST」に二重の意味を持たせているのかも知れない。邦題は饒舌すぎていただけない。もっとシンプルでいいと思うのだが。
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